合気道は、植芝盛平先生(明治16年~昭和44年)により創始された近代武道です。

「合気」とは「心の和」「気の感応」「人間生命と宇宙生命の一致」「神人冥合」「宇宙と一体となる」等を表す言葉です。

合気道の技は、日本武道の粋である剣術、槍術の理を素手で表すものといえます。

円運動を中心とした各種の基本技の反復錬磨と、リズムにのった打ち込み稽古により、其の動きを心と体にしっかりと植え付け、自在に変化できるよう具体的に整えられたものです。

合気道の稽古方法は、呼吸法を中心とし、体の動きは本来柔らかく、決して無理な力を使いません。しかし根底に日本武道の厳しさをもつこの合気道は、一瞬にして相手を制する威力をもつものであります。

合気道の本質は「武術にして瞑想」「動く禅」ともいわれ、目前の勝負にとらわれず、深く人間の道と命の力の真の発揮を求めた日本武道の伝統を、最も強く受け継いだ「現代に活きる武道」といわれております。

第二次世界大戦前までは、一般に公開され陸海軍関係者、武道の専門家等一部の人たちにのみ教授されておりましたが、戦後公開されるとすぐに日本国内はもとより、ヨーロッパ、アメリカをはじめ世界各国に広まり、日本を中心とした「国際合気道連盟」も組織されております。

当道場は公益財団法人合気会(文部科学省公認の唯一の合気道全国統一団体)に直属し、「目黒区合気道連盟」「東京都合気道連盟」「全日本合気道連盟」に所属しております。